いばらき未来基金の特徴
市民団体が中核を担い運営するコミュニティ基金としては、茨城で最初の取り組みです。
NPOだけでなく、メディア、事業者、労働組合、生協、大学、行政など様々なセクターが集い、資金循環の新しい仕組みを具体化しました。そのメニューが次の7つです。
寄付者にとって
運営委員会は、いばらき未来基金協議会(県モデル事業応募協議体)を母体としていますが、さらに企業・団体、研究機関有識者など多様な分野からの委員参画による構成とし、基金事業運営に係る方針の決定や助成対象の選定を行います。
活動情報がわかる
コモンズは、寄付募集をしている市民活動や市民団体の情報のデータベース「NPOヒロバ」を運営し、様々な活動情報を集めていますので、テーマや地域などから関心のある活動や団体を探すお手伝いをします。
寄付先を選び結果が報告される
基金で、関心のあるテーマや事業を選んで寄付することができます。基金運営委員会は、寄付者の意向を踏まえて、寄付を必要とする市民活動の中からふさわしい事業に助成します。寄付がどれくらい集まり、どんな事業に役立ったか報告します。
多様な形で寄付ができる
イベント会場や店舗での募金箱や振り込みのほか、インターネットでのクリック募金もできます。また、売上の一部が寄付される寄付つき商品をかったり、給与の端数やカードにたまったポイントを寄付するなど、寄付しやすい方法をつくっていきます。
意向にそった基金もつくれる
個人や団体からの寄付をもとに、助成分野などを定めた冠基金を設ける事ができます。
寄付が税の優遇の対象になる
基金は、認定NPO法人であるコモンズが運営しているので、基金への寄付は、税の優遇の対象になります。(詳しくは をご参照下さい)
市民団体にとって
市民や他団体とのつながりができる
未来基金では、各団体は助成を受けるだけでなく、みなで協力して活動を知らせ、寄付募集をします。それによって、活動への理解が広がり、資金面の支援だけでなく、ボランティア、物や場所の提供など、支援者との様々なつながりが広がります。人々の声が市民団体に届くことが、団体を励ましよりよい活動につながります。
活動や組織が強化される
支援者の信頼を得るためには、事業だけでなく、経理や報告、人材育成など持続する組織にしていくことが大切です。市民団体が運営する基金ですから、通常の助成金では得にくい人件費への助成など、本当に必要な資金支援と、事業の成果と組織強化につながる支援をきめ細かく行います